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ナワラタナのお店「タルマニック」 店主のブログです。 スリランカや石の話、 今興味ある事への自分用備忘録としても綴ります。

Nawarathna 世界で一番美しいお守り”ナワラタナ” Tharumanicにお越しいただきありがとうございます。 スリランカ・インドに古代から伝わる9つの宝石で作られる お守り「ナワラタナ」 当店は宝石の国スリランカから、世界に一つしかない オールハンドメイドジュエリーを日本へお届けしているお店です。

スリランカ

先日スリランカ国内旅行に行ってきました。
キャンディ・ローズクオーツマウンテン・エッラの旅。
インドで知り合った友がスリランカに遊びに来ることになり、
キャンディで再会する約束。

キャンディに住む友と再会と
一度登ってみたかった
ローズクオーツマウンテンに
近々登りに行こう。
という、一石二鳥ならぬ一石三鳥のチャンスがあり
今回登ってきました。


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ローズクオーツマウンテンは
ナマルウヤナ(Namal Uyana) 国立公園内にあり、
その石はインドのアーグラーにある世界遺産、
世界一美しいお墓、タージマハルの建築にも使われたという
その名の通り山全体がローズクオーツで覆われた
スリランカの隠れたパワースポットなのです。

最近、地球の歩き方に紹介されるようになりましたが、
今まではガイドブックに取り上げられる事もなく、世界遺産でもないため
あまり知られておらず観光名所のシーギリヤやダンブッラからほど近いので、
ツアーに組み込むのも難しくない立地ながら、
知らないで通り過ぎる旅行者がほとんど。

なので今も現地はスリランカ人ローカルと日本人がちらほら来るぐらい。



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公園の入場料として500ルピー。
国立公園に入場し森の中に入っていく。
森の中は遊歩道のになっていて歩きやすい。

木がたくさん茂っていて、日本の緑豊かな初夏の
森林浴を思い出す雰囲気。

青々として澄んだ空気。
大自然のパワー。
マイナスイオンだけではないなにか。

何かを感じやすい初対面の友二人はこの時点で、
ここすごいバイブレーションだね。
って、意気投合していました。

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途中の大きな蟻塚


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お参りする所。ちょっと笑っちゃう。


森を抜けると、ローズクォーツマウンテンの山肌が。
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天候や時間(夕暮れ時など)によってピンク色の変わってくるそう。
私たちが登ったのは曇り空のちょうど正午ごろ。

石のパワーを感じながら山頂に鎮座している仏像を目指します。

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近くで見るときれいな層に。
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山頂からの景色。

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ローカルのご一行様


石のパワーもさることながら山頂からの景色も
絶景で必見です。

色もかわいくて女性らしいローズクオーツは
「愛とやさしさの象徴」とされ、
愛をはぐくみ内面を輝かせてくれる癒しの石。

意味は、無条件の愛、優しさ、自己愛。
「自分を大切にする事、人を大切にする事」
 ローズクォーツは、そんなことを教えてくれる大切な石。
色んなパワーと気づきをいただけました。


シーギリヤ周辺にお出かけされる際はちょっと寄り道して
ローズクオーツマウンテンのパワーを感じに
行くのも良いかもしれません。

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ローズクオーツマウンテンに登った翌日、
古都キャンディに住む友が、
ナヴァグラハが祭られている寺院に連れて行ってくれました。

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ナヴァグラハとは、
ヴェーダ(インド)占星術で人間に影響を与える九つの惑星という意味で
ナワラタナが九つの宝石という意味ですが、それもここから来ています。
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なんかかわいい

9惑星の神々の加護と祝福があるように祈願され、
ネガティブな影響がある場合はその影響を取り除き、
またポジティブな影響をさらに強めるとされています。

そして今年初めに
「今年は、スリランカ周遊旅に出れたらいいなぁ。と、
 ここで少ーし小さぁーく宣言しておこう」
と、言っていて再訪したかった町エッラ。

せっかくだから行きたいとこ全部行っちゃえ~。
と、翌日、キャンディから列車で南下し
行ってまいりました。

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2011年に鉄道業務に参入した
ラグジュアリー列車エキスポレイル
に乗って。車内食付き。



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茶畑が続くヌワラエリア

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茶畑の間をひたすら駆け抜けていきます。



森林と茶畑に囲まれた峠の村エッラ
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エッラの景色はどこから見ても素晴らしく、
ずっと見ていられる景色。
だけど、2010年に訪れ、滞在したホテルから
見た山間から上る朝日が神々しくて、
その後にも何度も思い出される。

記憶に焼き付いたその景色をもう一度見たいと
ずっと思い今回再訪したいと思いつつも
当時の記憶やホテル名も記憶になく
探せず他のホテルを予約。

二度目のエッラ訪問で、前感じたものとは
ちょっと違うな。記憶が美化されていたかな。

と、感じつつ2泊目の朝、
日曜日だったこともあり近くにあるというお寺まで散歩に。
(スリランカでは日曜日は日曜学校というものがあり人が集まっている)

ホテルからショートカットするため線路を歩き階段を上り、下りまた上り。
いい汗かきながらお寺に着くとそこからの景色が絶景。

そして、ずっと記憶に焼き付いていた神々しいあの景色にそっくり。
でも太陽の方角からすると、もうちょっと左に見えていた景色のような・・・。

もう一度、お寺の階段を急いで降りて、線路をまたいでそこから
まっすぐ伸びる細い路地の
坂道を上るとなんと、探せなかった2010年に泊まったホテルが目の前に。

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わぁ~。
来れた。また来れた。
すごい不思議な気持ちでいっぱい。

行きたい所、したい事が最近
すごく自然に、物語のように、
流れるように、どんどん叶っていく。

その後、インドで出会った友は再びインドに戻り
世界旅を続けるそう。
このブログをちょうど書きかけてる時に
北インドのラダック、レーに到着したという友から送られてきた写真。

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この世とは思えないぐらい美しい景色らしい。


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ガイドブックでいつか見た景色の中に
今、そこに友がいると思うと感動も倍増。


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そしてレーは標高高く高山病になりやすい。
そんな彼女も体調は絶不調。

重い体を引きづるように旅を続ける途中で見つけた
石屋さんに入るとすっと体が楽になったらしい。
石ってすごい。

そして、今ブログで石話を綴っている私に彼女から
石のパワーすごい。と、リアルタイムでメッセージが来て
笑えた。

その石屋さんはヒーラーの人たちご用達のようなお店で
身体に当てて使う石なんかも売ってるそう。

彼女はきっと滞在中にもう一度その石屋さんに
行って気になってるという石を買うはずだから、
今度会った時に土産話と一緒に
その石を見せてもらうのを楽しみにしている。

 


スリランカのお守り「ナワラタナ」

 ハンドメイドジュエリータルマニック



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スリランカで5月のポヤデー(満月)は、
各地で「ウェサック祭り」が行われます。




 
仏陀の生誕、悟り、入滅された日と伝承されていて、
スリランカの仏教徒にとって、とっても大切な日です。




今年2016年は、5月21日(土)がポヤデー。




ウェサックには、クリスマスカードならぬ
ウェサックカードと呼ばれるカードを送りあう習慣もあったりします。
学校に行っている子供たちは
人気投票のように貰ったカードの数を競い合ったり、
お目当ての子に貰えなかったことを悲しがったりしていたり
盛り上がっています。





毎月のポーヤもそうですが、酒屋や肉屋を買うことはできません。
もちろん、酒を飲んだり肉を食べることも許されません。





各家々ではウェサックを迎える前に、
竹やプラスティックの骨組みに紙を貼って飾り付けた
「ウェサッククードゥワ」というランタンを手作りしたり買ってきたりして
みんな軒先に飾ります。




ウェサックまでにランタンが飾られますが、取り外すのは雨風で朽ちるまで、
という感じで1カ月ぐらい飾られたままになっていたります。






日が沈むころきれいに飾られたランタンに光がともされ風に揺れ、
その街並みがとっても素敵で大好きな季節です。




道端では食べ物や飲み物を無料で配られ、
徳を積むという「ダンサラ」が至る所で行われます。





ダンサラの梯子を一日中し、10軒以上回ってきた。
なんて自慢する強者もいたりしてお祭り騒ぎでにぎわいます。



でも、お酒を飲んで大騒ぎするわけでもなく、
仏陀に敬意を表し、盛大にこの日を祝福します。



ウェサックを迎える前の町では、ランタンが
至る所で売られています。

 





日本でも毎年鞍馬山でウェサック祭が行われてますね。




今年は、満月になるのは日本時間だと22日(日)6:14に
満月を迎えます。




22日夜だと満月を過ぎてしまうので
21日(土)に行われるそうです。
祭典の時間は19時~。




鞍馬山のウェサック祭はずっと夜19時ごろから3部構成の朝まででしたが、
最近参加者が増え19時ごろ~22時頃までに変わったそうです。





私事でいうと一昨年、日本にいた私は鞍馬山に行く事にしていましたが
当日は大雨で大荒れの天気。


雨の準備も用意もないし、真っ暗の中雨の山道を下山する自信がなくて断念。
去年、今年とスリランカでウェサックを過ごし、来年は参加できるかな?


最近レイキにも興味があり、鞍馬山で創始されたご縁も勝手に感じ
ウェサック祭のタイミングでなくとも、訪れてみたい所です。






今年は週末に重なりたくさんの方が参加するんでしょうね。
当日ケーブルが祭典が終わる22時ごろまで延長運転しているそうですが、
朝まで鞍馬寺で過ごされる方は出店もないので食べるものを持参で、
山の中は冷えると思いますのでしっかり防寒して行かねば。ですね。
たくさんエネルギーを頂けそうです。





光が灯り揺れるランタン








民族・宗教問題で26年続いていた内戦が2009年に終わり、
平和を取り戻したスリランカ。毎年毎年、目に見える発展を感じます。


2010年にはニューヨークタイムズ誌で

「今年訪れるべき国NO.1」

に選ばれ、2013年世界シェアNo1の旅行ガイド本ロンリープラネットでは

「2013年のもっとも旅行したい国No.1」

に選ばれました。

そんなこともあって、注目されつつあるスリランカ、
日本のテレビ番組でもちらほら紹介されていますよね。

スリランカという国を紹介する時に、良く取り上げられているので
御存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、私が初めてスリランカを知り
興味を持ったのもこの話抜きでは語れない。そう、サンフランシスコ講和会議のお話。

1951年サンフランシスコ講和会議で戦勝国の連合軍は、
日本に対して厳しい賠償と制裁措置を求めました。

当時ソ連が提案したものは、アメリカ、イギリス、中国、ソ連で日本を4分割統治する。
との案で、この提案が通っていたら、
私の愛する故郷大阪もアメリカ・中国の統治下になっていた可能性も!

その際、スリランカ代表のジャヤワルダナ氏がスピーチでブッダの言葉を引用し

「憎悪は憎悪によって止むことはなく、慈愛によって止む」

と、諸外国に訴え日本に対する賠償請求を放棄する演説を行って各国の賛同を得て、
日本が国際社会に復帰できる道筋を作ってくれました。

この話は、スリランカでは子供からお年寄りまでだれもが知っている超絶有名なお話です。

〝憎しみは憎しみによってではなく、愛によってのみ止む"

この時、なんて、なんて、なんて納得する言葉なんだ!と、私は大感動してしまいまして。

はっきり言って今までスリランカに対しなんの興味もなく、場所もはっきり知らなかったし、
「宗教?!かかわるまい」と思っていたのに、ブッダについてまでも知りたい欲が
出てきたきっかけであるのです。

ジャヤワルダナ元大統領は、1996年11月1日90歳でお亡くなりになりましたが
親日家でも知られ、
 「これからもスリランカと日本を見つめていたいから、
    片目をスリランカ人に、もう片方を日本人に提供して欲しい」

と遺言に残され、日本の女性に角膜を提供移植されました。

現在、コロンボ中心地にあるジャヤワルダナ元大統領の自宅の一部が
J.R.ジャヤワルダナ記念館となっており記念館には、
サンフランシスコ講和条約での原稿のほか、数々の遺品が展示されています。

スリランカ人は、親日家がとても多く、
電化製品、車、技術、発展、おしん、同じ仏教国、先進国、和、盆栽、日本人のイメージ、
日本のすべてが好印象なのですが、
決してそれだけでなく、 日本の悲惨な時代も、同じ仏教国として親日家だったのですよ。

ほら、スリランカが大好きになってきたでしょ?!w



友人と訪れたスリランカ仏教の最初の中心となった
古都アヌラーダプラ・イスルムニヤ精舎にて。



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スリランカはインドから南へ、涙粒の形をした北海道より一回り小さい
(北海道の約80%ほどの国土)島国です。

スリランカとは現地の言葉シンハラ語で「光り輝く島」という意味ですが、
まさに宝石の島としてぴったり。
古くから宝石が取れる事で有名ですし、
そんな意味も込められているのではないでしょうか。

スリランカには、ダイヤモンド・オパール・エメラルドは産出されませんが、
それ以外の全世界にあるほとんどの宝石が取れる国で、
宝石産出国の世界上位5位内にいつも入っています。


イギリスの1981年にチャールズ皇太子からダイアナ妃へ、
2010年ウィリアム王子からキャサリン妃へと贈られた
英国王室継承の18ctのブルーサファイアの婚約指輪が
スリランカ産と言う事も話題を集めましたが、
その事からもスリランカの宝石が品質の良い事と感じられますよね。


マルコ・ポーロの東方見聞録やアラビアンナイトの中にも
スリランカの宝石の素晴らしさを紹介していますし、
伝説のシバの女王もスリランカの宝石を持っていたといわれるほど、
2000年以上も前から宝石の産地として有名な国です。


宝石はスリランカの色々な場所で産出されますが、
コロンボから南東に約110Km、車で3時間ほどの距離にある
スリランカ中南部に位置するラトゥナプラ市「Ratnapura」は大部分の宝石が取れる事で
とくに有名です。ラトlゥナプラとは現地の言葉シンハラ語で「宝石の町」という意味です。

ラトゥナプラ周辺には採掘場がたくさんあり、
一般の観光客でも実際に宝石を採掘する現場を見学することができます。



スリランカ南西部にあるムーンストーン採掘所。






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